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【私たちができること】食品ロス削減と災害支援

公開日: 更新日:2024.04.03
食料を配る

突然の地震は、私たちの日常を大きく変えてしまいます。
しかし、少し時間が経てば、テレビやニュースでは、被災地の状況が取り上げられる機会も減っていきます。けれども、被災者の方々の生活は、まだ完全に元通りにはなっていないのです。

私たちに何ができるのか。

被災地の方々に寄り添い、復興を支援していく。
それが、私たちにできることではないでしょうか。


食品ロスと災害時の食料不足

新しい缶詰を捨てる

食品ロス削減と災害は、一見関係ないように思えるかもしれません。
しかし、実は密接な関係があるのです。

地震や洪水などの自然災害が起きると、食料の供給が途絶えがちになります。スーパーの棚は空っぽになり、食料を手に入れることが一層困難になります。
さらに、避難所では多くの人が集まるため、食料が不足しやすく、深刻な食料不足に陥る可能性があります。

一方で、私たちの日常生活では、賞味期限が近い、見た目が悪いという理由で、まだ食べられるにも関わらず多くの食品が捨てられています。世界中で年間約13億トンもの食料が廃棄されており、社会的にも経済的にも大きな損失となっているのです。

災害時における食料不足を考えたとき、日常的に発生する食品ロスの量を減らすことはとても重要です。


災害支援に繋がる食品ロスの削減

フードバンク

日常的に発生する食品ロスを削減することができれば、災害発生時に必要な食料を確保しやすくなります。

例えば、食品ロス削減の取り組みによって余剰となった食品は、非常食として備蓄したり、災害発生時に被災者へ提供することが可能です。また、食品を無駄にしないことで、食料自給率の向上にもつながり、災害時の食料供給の安定性を高めることができます。

【食品ロスの削減】
○賞味期限間近の食品をフードバンクに寄付することで、廃棄されることなく必要な人に届けられる。
○規格外野菜を加工品として販売することで、食べられる部分が無駄になるのを防ぐ。

【ロス食品の活用】
○賞味期限間近の食品を加工して、長期保存可能な災害備蓄用食品に加工する。
○規格外野菜を缶詰やレトルト食品にして、災害備蓄用食品としてストックする。
○フードバンクを通じて、被災地に必要な食料を迅速に届ける

これらの活動は、企業やNPO、個人レベルで行われており、食品ロス削減と災害支援は切っても切れない関係にあるのです。
日々の食品ロスを見直し、減らすことは、災害時における支援活動への貢献にも繋がっているのです。


未来のために

食品と手を取り合う人々

食品ロス削減は、環境保護、経済発展、そして災害支援にも繋がる重要な課題です。

日々の生活で意識的に食品ロスを減らすこと、災害が起きた際には余剰食品を活用することは、持続可能な社会への第一歩となります。

また、この取り組みは次世代への大切な教育にもなります。子どもたちが食品を大切にし、災害支援の重要性を学ぶことで、将来にわたって社会全体が協力し合う文化を築くことができます。

私たち一人ひとりが食品ロス削減と災害支援への意識を高めることで、より良い未来を築いていけるのです。





 

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この記事を書いた人

前川

ウエブ担当の前川です。
子供の野球観戦のため、年中日焼けと戦っています。昔から大好きだった書道を最近また始めました。今は「相田みつを」さんのように、絵のような素敵な文字をプレゼントできるようになりたいと、修行中です。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。